

30年間、ただ見ていただけだったな…
マイクの握り方も知らないし
(ふぅっ、ふぅっ) 高い服も着たことがない
静かなピアノに寄り添うだけで
僕の喉はキュッと締まってしまう
不器用な指が鍵盤を叩き (あ、ずれちゃった) どこか懐かしい響きになる
誰も見てない YouTubeの底で
僕の歌が震えているよ
だけど今夜だけは、届けたいんだよ! (わあああああああ) 届かない高い音まで、叫んでみせるから! (あーあ、はははは)
あー、やっぱりダメだったな
声がひっくり返って、かっこ悪いや
それでもいいよね
(ふぅ…) 僕の、本当の、下手くそな歌…
ららら、ら… (はは…)