花びらが月を隠して 細い風が袖を抜ける まだ知らない朝の前で 名もない香りを追いかける 咲いて 咲いて
夜を渡れ
紅い花よ
道を照らせ 散って 散って 胸に残れ 遠い願いを抱いて
白い指に春がふれる ひとひらだけ ここに残る